こだわり
米が砕けないようにそこまで精米するには、三昼夜も時間をかける必要があります。
玄米では楕円形だった「ゆきの精」は、仕込みに使われる時にはまん丸で、あたかも空に輝く満月のようです。
手間隙かけた原料米だからこそ、造りはもちろん丁寧に、低温で一ヶ月程度かけて醗酵させます。
真珠のように磨かれた米の姿はまるで輝く月のようです。
月に遊ぶ
得月には、水面に映った月を見るという意味を含んでいますが、広く“お月見”においてお楽しみいただけたらという想いが込められています。
昔から陰暦8月は、空気が乾燥することで月が鮮やかに見え、湿度が低いため心地よく観月できる時期とされてきました。
古来この時期になると、祭壇を作りそこにススキを飾って、団子や里芋、お酒などを供えて月を眺めました。
さらに、平安時代に中国から月見の祭事が伝わると、貴族の間で観月の宴や舟遊びをして、月の歌を詠んだり、月見酒を飲んだりしました。
日本人が秋の月に寄せた想いは深く、多くの歌が残されていることからもそれをうかがい知ることができます。
是非、『得月』の気品ある香味と優しい味わいをご堪能ください。
年一回、数量限定出荷品。
朝日酒造/新潟県・長岡市
*こちらの商品は化粧箱入りです。